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2018.11.20 Tuesday

一生過ぎやすし。

ここ11月に入ってからお葬式が多い。

 

高齢化社会となり、平均して90歳前後の方の葬儀となることが多い。

 

70代で亡くなると、まだまだお若いのに、ということになる。

 

およそ500年ほど前には、蓮如上人の『お文』で確かめる限りでは

 

平均寿命は56歳となっている。

 

人生50年の時代から考えると、現在ではずいぶん長生きになったものだが

 

しかし、悲しいことに最期は必ずやってくる。

 

 

健康第一と考え、「ピンころ」を人生の目標と定めて毎日を過ごしている

 

老人も多い。

 

何のために生まれてきたのかも考えず、自分だけのことを考えて、

 

刹那の喜びだけを貪り生きている人のなんと多いことか。

 

 

しかし、人生はそんなにうまくいくものではない。

 

最近、悪性の癌で亡くなられた方の、余命を告げられた後の

 

数か月の人生に、深く心を打たれた。

 

お盆には病院から特別に外出許可をもらい、お内仏にお参りしたいと

 

帰宅され、すべての事情と最後になるであろうご挨拶を丁重に頂いた。

 

 

「私の人生は、とても幸せでした。今もとっても幸せです」。と、

 

弱弱しくであったが、その時の心持ちを表しているように笑顔でお話しくださいました。

 

夕方になると体が痛くなるのだそうですが、ご主人や息子さん、お嫁さん体を撫でられて

 

一刻一刻の命を確かめて生きておられるのだそうです。

 

口には「南無阿弥陀仏」と念じて浄土へ還ることの確かさをかみしめておられたのでしょう。

 

生前に「帰敬式」を本山で受けられ、亡くなられた時には、ご法名もお内仏に置かれていました。

 

 

一生を生ききられたご尊顔を拝しながら、私は南無阿弥陀仏とともに、

 

「一生ご苦労様でした」。とつぶやき、目頭が熱くなりました。

 

 

『後生の一大事』を心にかけて生きていらっしゃった方の人生は見事でした。

 

ありがとうございました。      南無阿弥陀仏。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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