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2019.08.05 Monday

「思いが怖い」と。

       ご門徒との会話。

 

「今日も暑いですね」。「ほんと年寄りには厳しいですわ〜」。

 

「世の中も気象もみんなおかしくなりましたね〜」。「ほんとやね〜」。

 

こんな、たわいもない会話でしたが、確かに気候も人間もどこか異常なほどおかしい。

 

気候については人類が文化的な生活と引き換えに犠牲にしてきたことですから、

 

当然のことといえば当然の結果ですが、国内外の残虐、悲惨な事件を見ていると、

 

人間いったいどうなってしまったのか、と怒りと悲しみと絶望感が心を塞いでしまう。

 

 

その人曰く。

 

 

「でも、私は何となく犯罪を犯す人の気持ちがわからないでもないわ」。と。

 

私は一瞬ギクッとしましたが、

 

 

その人は言葉を続けられたのです。

 

「みんな社会に対する得体の知れない不満や鬱憤みたいなものがたまっているんですよ。

 

だからと言って事件を起こしてもよいと決して思はないし、被害に遭われた人の気持ちを

 

考えるといたたまれないのですが、私には何となくわかる気がする」。と言われたのでした。

 

そして最後には「実は、そう思う自分が一番怖いですわ」。と締めくくられました。

 

 

どの事件の事を頭に描きながらおっしゃったのかは分かりませんが、

 

自分の内面を見つめ直してみれば、どこかで共感できる部分があった

 

のかもしれません。

 

 

「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」とは親鸞聖人の歎異抄の言葉であり

 

ますが、人間の誰しも思いを超えた深い部分には、縁があればどんなことをも犯してしまう私が

 

あることを改めて自覚させられてくるのです。

 

 

私たち一人ひとりが、私の、の「私」を超えた「いのち」そのものについての

 

思いを深め、相互の存在の大切さを確かめていくことは、ますます複雑化し、孤立化し

 

人間が人間として生きていくことの困難な時代に突入していくだろうことを思う時、

 

大切なことではないかと思うのです。

 

 

AIロボットで間に合ってます。なんて言われないような時代にしていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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