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2020.08.16 Sunday

現世利益の壁は厚い

愛する奥様と別れておよそ一年が経とうとしているご主人。

 

亡くなられた当初は表現は悪いがのですが生きた屍のようのにも思えました。

 

声を掛ければ涙、涙でなんとも哀れな感じでした。

 

お二人がご健在の時には、何ということもなく三日と空けずに寺へ来ていただいていました。

 

しかし奥様がなくなれた後はぴったりと足が遠のいてしまったのです。

 

無理もないなとしばらく様子をうかがっていましたが、ある日息子が月命日に伺った時に

 

ぽつりと「お寺にお参りに行ってもなにも良いことがないな〜」と言われたという。

 

私はなるほどやはりそういうことだったのかと、合点がいきました。

 

あれほどお寺に通ってお参りもし、様々に奉仕をしてきたのに何もご利益がないな〜ということ

 

なのでしょう。

 

たしかにそう思われても仕方がないほど、お寺に関わっていただいていました。

 

二人そろって、同朋会にも参加していただき、ともに真宗について学んできました。ですから浄土真宗についても

 

ある程度ご理解いただいているものと思っていましたので、まさかとは思っていましたが、

 

厳しい現実に突き当たると、こういう思いになられるのだな〜、仕方がないことしれないな

 

と思いました。

 

 

ある作家が本当の信心は「神も仏もあるものか」というところから始まるのだというようなことを

 

言っていますが、亡くなられた奥様を諸仏としていただける私になっていただけるように願うばかりです。

 

そうでなければこの方の人生は、ただ悲しんでいるだけの空しい人生になってしまうように気がして

 

ならないのです。

 

いつか奥様の願いが「仏様の願い」となっての届く日がくることを信じています。

 

また一緒に真宗を尋ねていきたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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